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イベント保険 Topics & お役立ち情報 

1.飲食イベント向け(食中毒の補償)

昨今、マルシェイベントや名産品の販売、キッチンカーの出店イベントが全国で増加しております。
そんな飲食物を扱うイベントで特に注意したいのが「食中毒の危険」です。
生ものは扱わないから大丈夫!と思われるかもしれませんが、実は加工品の販売でも食中毒発生の危険は潜んでいます。

例えば、豚汁の試食イベントで、主催者側で野菜や肉等の具材を購入し、翌日のイベント開催まで冷蔵庫で保管
味や臭いに異変は無かったため来場者に提供をしたが、イベント終了の翌日にお客様5人が腹痛を起こし、提供した豚汁から「O157の菌」が検出された。

※肉の加熱不足が原因となり、主催者側の製造責任を問われた。


食材を当日に購入していれば防げたのか。充分に加熱していたら防げたのか。
このような事故は、衛生管理を徹底することにより99%までリスクを減らせても、100%防ぐ事は難しいです。

2.特約「飲食物危険補償」について

このような事故を防止するための補償として「飲食物危険補償」特約があります。
イベント賠償保険の特約として比較的安価にセットする事ができ、飲食物を扱うイベントでは欠かせない特約になります。

補償の内容
保険金をお支払いする主な場合
 

祭りやイベント等の場合、提供する飲食物に起因して保険期間中または保険期間終了時から72時間以内に第三者に身体障害を与えたことにより、被保険者(主催者)が法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害に対して、保険金をお支払いします。

● 支払限度額=主契約の身体障害の1名および1事故の支払限度額に同じ
● 免責金額=主契約の身体障害の免責金額に同じ
● 例えば、イベントで提供した料理が原因で、食中毒が発生。その飲食物を食べた多数の来場者が入通院を要し、イベント主催者や提供者が法律上の損害賠償責任を負った。

保険金をお支払いできない主な場合

被保険者が故意または重大な過失により法令に違反して提供した飲食物に起因する損害
提供した飲食物の回収、廃棄、検査、交換またはその他の適切な措置に起因する損害 等

 

3.食中毒の種類と特徴

サルモネラ菌
(例)生卵、オムレツ、牛肉のたたき、レバ刺し
乾燥(かんそう)に強く、熱に弱い特徴があります。
食後、6時間~48時間で、はきけ、腹痛、げり、発熱、頭痛などの症状が出ます。

●黄色ブドウ球菌
ヒトのひふ、鼻や口の中にいる菌です。傷やニキビを触った手で食べ物を触ると菌が付きやすくなります。そのため、加熱した後に手作業をする食べ物が原因となります。
(例)おにぎり、お弁当、巻きずし、調理パン
この菌が作る毒素は熱に強く、一度毒素ができてしまうと、加熱しても食中毒を防ぐことはできません。
食後30分~6時間で、はきけ、腹痛などの症状が出ます。

●カンピロバクター
十分に加熱されていない肉(特にとり肉)や、飲料水、生野菜などが原因となります。また、ペットから感染することもあります。
(例)十分に火が通っていない焼鳥、十分に洗っていない野菜、井戸水(いどみず)やわき水
乾燥に弱く、加熱すれば菌は死滅します。
食後2~7日で、げり、発熱、はきけ、腹痛、筋肉痛などの症状が出ます。

●腸管出血性大腸菌(O157,O111等)
(例)十分に加熱されていない肉、よく洗っていない野菜、井戸水やわき水
菌には、O157やO111などの種類がありますが、十分に加熱すればふせげます。
食後12~60時間で、はげしい腹痛、げり、血が多くまざったげりなどの症状が出ます。
症状が重くなると、死ぬこともあります。

●ノロウイルス
カキなどの二枚貝を生や十分加熱しないで食べた場合や、ウイルスに汚染(おせん)された水道水や井戸水などを飲んで感染することもあります。
(例)十分に加熱されていないカキ、アサリ、シジミ
熱に弱いので、85度以上で1分間以上加熱。食中毒にかかった人の便や、はいたものから感染することもあるので、さわったら石けんでよく手を洗います。
食後1~2日ではきけ、ひどいげり、腹痛などの症状がでます。 等

※農林水産省HP参照

万が一の食中毒事故に備えるため、飲食イベントの際にはぜひご検討下さい。

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パンフレット資料

 
 

簡略ながら、イベント賠償責任保険・興行中止保険・国内旅行保険のパンフレットPDF版を掲載しました(補償内容の説明書です)。クリックの上ダウンロードや印刷してご利用ください。